区切り線という落とし穴
固定したアプリと「最近使ったApp」「ファイル」「ゴミ箱」のあいだにある細い縦線を見てください。横並びの Dock なら、一日中クリックしている領域のちょうど真ん中にあります。縦置きなら下のほうです。これはリサイズハンドルでもあり、幅は両隣のアイコンとほぼ変わりません。
だから失敗の仕方はごく平凡です。アプリをクリックしようとして、数ピクセルずれて区切り線をつかみ、そのままドラッグしてしまう。macOS は意図を確認しません。確認もなければ、押しながら操作する修飾キーもなく、境界を知らせる触覚フィードバックもありません。Dock はただリサイズされ、手が覚えていたアイコンの位置はすべて変わってしまいます。
システム設定では解決できない理由
システム設定 →「デスクトップとDock」 を開くと、サイズと拡大率のスライダはありますが、ドラッグを無効にする項目はありません。このハンドルは有効化して使う機能ではなく、Dock の仕組みそのものの一部で、Apple はそれを切るスイッチを用意していません。
macOS が用意している唯一の緩和策は、区切り線を右クリックして既定のサイズを選ぶことです。誤ってドラッグしたあとの復旧には役立ちますが、次の1回を防ぐ効果はありません。ハンドルは有効なまま、幅も同じまま、最もよくクリックするアイコンのあいだに居座り続けます。
「Dock サイズをロック」の動作
ロックを有効にすると、区切り線はドラッグに反応しなくなります。アイコンのサイズと拡大率は、オンにした時点の状態に固定され、アプリの起動、ディスプレイの変更、スリープと復帰をまたいでも維持されます。
Dock のそれ以外の動作は通常どおりです。クリックしてアプリを起動する、右クリックでメニューを開く、「最近使ったApp」を使う、Dock アイコンにファイルをドラッグする — どれも変わりません。変わるのは、望んでいなかった操作、つまりリサイズだけです。
サイズを変えたくなったら、ロックをオフにして調整し、また戻すだけです。DockLockr を終了した場合もロックはきれいに解除されるので、Dock が固定されたままになることはありません。
有効にする手順
- 実際に使いたいサイズと拡大率に Dock を設定します。
- メニューバーの DockLockr の鍵アイコンをクリックします。
- Dock サイズをロック をオンにします。
誤ったドラッグで並びも崩れるようなら、Dock 項目をロック と併用してください。2つは独立したスイッチで、組み合わせても問題なく動作します。